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答案用紙は丁寧な字で書く
記述式・論述式の試験形式が含まれる資格試験といえば、公認会計士、不動産鑑定士、司法書士、中小企業診断士(2次)、行政書士などがあります。
これらの資格試験で、合格ラインに到達できる答案の共通点は何でしょうか。 設問の主旨をきちんと把握していること(読解力)、論理的に書いてあること(答案作成能力)が必要なのは言うまでもありませんが、意外に重要なのが「丁寧な字で書く」ことです。
実際に、スクールの答案練習などで配布される高得点の模範答案の多くは、丁寧で読みやすい字で書かれています。
汚い字で書かれた答案はそれだけでマイナスになる
記述式・論述式試験がマークシート式試験と大きく違うのは、「機械ではなく人間が採点する」点です。
自分が採点者だと思って想像してみてください。採点者は、限られた期間で何百枚という答案を採点しなければなりません。パッと見て見にくい答案や、殴り書きの答案があったら、それだけで点数を付ける意欲がそがれるでしょう。
人間が採点する以上、同じ内容の答案が2枚あったとしたら、丁寧で読みやすい字で書いてある方をひいき目で見てしまうのはごく当然のことです。殴り書きの答案は、どんなに内容がよくても、きちんと採点してもらえない可能性すらあります。
答案用紙は採点者にアピールするチャンスと考える
本試験の答案用紙は、受験者と試験委員・採点者とのたった一つの接点です。したがって、答案作成においては、出題者の意図をどれだけきちんと理解しているかを文章でプレゼンテーションし、自分がどれだけ本試験に向けて努力してきたかをアピールする姿勢でのぞむことが重要です。
人間関係と同じで、資格試験でも答案の「第一印象」は重要です。例えば、お見合いや就職活動の面接に、汚い身なりでのぞむ人はいないでしょう。資格試験でも、合格したい、という気持ちを採点者に伝えるためには、「丁寧に心をこめて書く」ことが大事です。
丁寧な字で答案を書くためのコツ
丁寧に書くとはいっても、本試験の試験時間は限られているので、ゆっくり書けばいいというものではありません。丁寧な字で、かつ速く書くことが必要になってきます。
・日頃から繰り返し書く練習を積む
いつもは汚い字で書いているのに、本番でいきなりキレイな字で書こうとしても無理です。本試験と同じ形式、時間で、速くかつキレイに書けるようになるまで、とにかく練習することが大事です。
・早めに自分に合った道具を選ぶ
記述式・論述式の資格試験の多くは、ボールペン使用となっています。 ボールペンとはいっても、油性や水性、ノック式やキャップ式、ペン自体の太さにボールの太さ、、、など種類は無数にあり、どのペンが使いやすいかは人それぞれです。早めの段階で、自分にあったペンを見つけて、常にそれを使って練習するよう心がけてください。
「自分は字がヘタだから」という人がいますが、決して上手な字でなくても大丈夫です。 私も字はかなり下手な部類ですが、資格受験時代に「字がヘタか上手いかは関係ない、ヘタでもいいから丁寧に気持ちを込めて書け」と講師から言われたのを覚えています。
ある程度キレイに書けるようになったら、勉強仲間やまわりの人に自分の答案を見てもらうのもおススメです。