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苦手科目の取り組み方

1.苦手科目の勉強量をきちんと確保する

苦手科目は、「この科目は何となく苦手」「相性が悪い」という意識があるので、どうしても勉強時間が少なめになりがちです。

実際に多めに勉強時間を取っているつもりでも、苦手意識があると、勉強時間が長く感じられてしまい、結局は勉強がスムーズに進む得意科目の方に時間を割いている場合が多いのです。

これを防ぐには、意識して苦手科目に充てる勉強時間を確保するようにしましょう。苦手科目:得意科目=6:4〜7:3ぐらいの割合を目安にするとよいと思います。

また、苦手科目は理解が進みにくく、得意科目に比べると勉強成果が出にくいので、つい後回しにしがちです。「毎日の勉強時間の中で、必ず1時間は苦手科目に充てる」といった具体的な目標設定も効果的です。

ただし、本試験の1〜2ヶ月前の試験直前期は、試験範囲全体の知識の定着とアウトプット力をバランスよく高めていくことも必要です。苦手科目対策は、直前期よりも前にある程度目途をつけておきましょう。

2. 「平均点への底上げ」を目標にする

苦手科目対策で重要なのは、足切りラインにひっかからないようにすることと、他の受験生に大幅な差を付けられないようにすることです。

そのためには、苦手科目は無理に得意科目にしようとはせず、受験生の「平均点」をしっかり確保できるレベルまで底上げする意識で取り組むことが大事です。

苦手科目で平均点を取れれば、得意科目でライバルに差を付けることができ、合格がグッと近づきます。

3.「基本論点」「頻出論点」を押さえる

では、苦手科目でも平均点レベルを確保するために必要な学習とは何でしょうか。それは、多くの受験生が十分な対策をしてくる「基本論点」「頻出論点」をしっかり押さえることに尽きます。

重要度が高いAランクの基本論点や、過去に出題の多い頻出論点は、多くの受験生が得点できます。逆に、過去にほとんど出題されていない論点は、かりに出題されても大半の受験生が解けません。

したがって、Aランクの重要基本論点さえ着実にマスターすれば、苦手科目であっても、平均点前後の水準は確保できる可能性が高いのです。これは、どの資格試験でも当てはまる原則です。

苦手科目の勉強をするときは、最初からテキストや過去問を全て網羅しようとせず、重要度の低い項目は飛ばして、まずは基本的な重要論点にしぼって学習する、という割り切りも必要になります。

4.同じ苦手科目を持っていた人の勉強法を参考にする

あなたが目指す資格試験の過去の合格者の中には、自分と同じような科目や分野が苦手だったけれども、それを乗り越えて合格した人が必ずいるはずです。

苦手科目の具体的な勉強方法が分からない場合、講師や勉強仲間に相談するのもよいのですが、合格体験記の中から、苦手科目が自分と同じだった人を探して、その人の勉強法を参考にすると、自分が気づいていなかった思わぬ発見がある場合もあります。

5.焦らずじっくり取り組む

得意科目は、勉強量に比例してどんどん点が伸びていく一方で、苦手科目は、勉強量をこなしてもすぐに成果が現れない場合も多いです。しかし、最初のうちは、問題がなかなか解けなかったり、答案練習での順位が低かったりしても、あまり気にする必要はありません

苦手科目は、その科目のベースとなる考え方の基本や論理を理解していないために、暗記が進まなかったり得点が伸びない、というケースが多く、ある段階で急に雲が開けたように理解が進み出すことも多いのです。

資格学習の基本である、科目の全体像・体系理解と、基本論点の繰り返し学習を中心に、一歩一歩着実に底上げを狙っていきましょう。

私の場合、不動産鑑定士試験を例にとると、経済学や会計学は比較的得意だったのですが、民法が非常に苦手でした。自分では他の科目と同じように勉強しているつもりでも、点が伸びず悩んだ経験があります。

しかし、以上に書いたようなことを試行錯誤しながら実践した結果、合格を手にすることができました。

苦手科目は、最終的に苦手意識が抜けないまま本試験を迎えてしまうこともあります。しかし、決して全ての科目を得意科目にしなくても、合格しさえすればよいのです。

合格する人でも、一つか二つの科目は多少の苦手科目を持っているはずです。苦手科目に悩んでいるのは自分だけではない、と思って、焦らず取り組んでください。

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