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「苦手科目」をなくすことが合格の近道

資格試験では、複数の科目や分野から出題されます。ある程度勉強が進んでくると、自分の中で「理解がスムーズに進み、問題も解きやすい得意科目」と、「なかなか理解ができず、得点しにくい苦手科目」が生まれてくるものです。

「得意科目」と「苦手科目」のどちらを重点的に勉強すべきか

合格を確実に手にするためには、以下の2つのどちらに重点を置くべきでしょうか?

  1. 得意科目を伸ばす
  2. 苦手科目を底上げする

1.と2.が両方できるのが理想です。しかし、勉強期間が限られている資格試験の学習では、得意科目もさらに伸ばしつつ、苦手科目をなくしていく、というのは時間的に厳しい面があります。

自分の経験から言えることは、『資格試験』においては、得意科目よりも苦手科目により重点を置いて勉強を進めるべき、ということです。

「苦手科目」に重点を置くべき理由

「苦手科目」の強化を重視すべき理由は、主に2つあります。

資格試験では科目ごとの基準点が定められている場合が多い

資格試験では、科目ごとの基準点(いわゆる足切りライン)が設けられているものが多くあります。行政書士、社会保険労務士、中小企業診断士、不動産鑑定士などは全てそれに当てはまります。

例えば、試験科目が5科目あって、基準点が「総得点6割以上、かつ各科目の得点が6割以上」と決められている場合には、1科目でも6割に満たない科目があると、他の4科目がかりに満点だったとしても、合格できません。

このような試験では、「広く浅く、まんべんなく得点すること」「穴をなくすこと」が重要です。言い換えれば、他の受験生の平均を大きく下回る「極端な苦手科目」をなくすことが不可欠なのです。

逆に、宅建やFP技能検定など、分野ごとの足切りラインがない資格試験については、苦手科目にあまりこだわらず、得意科目で稼ぐ、というのも一つの方法です。

苦手科目は得意科目よりも伸びしろが大きい

得意科目は、すでに合格ラインや平均点を上回る得点力を持っているので、さらにそこから大幅に得点をアップするのは難しいともいえます。

例えば、100点中90点を取れる力があるとしたら、いくら頑張ってもその科目では+10点しか取れません。

得意科目は、すでに内容の大半をマスターしているので、さらに得点をアップするためには、めったに出題されないマニアックな論点や、誰も解けないような難問で点を稼ぐ必要があり、そう簡単にできるものではありません。

得意科目をさらに伸ばす、というのは、勉強自体は楽しいかもしれませんが、試験対策としてはそれほど効率的ではないのです。

一方で、苦手科目はどうでしょう。100点中40点しか取れない科目は、逆に考えると+60点得点アップの余地があります。

苦手科目で得点が伸びないということは、他の人の平均点を下回っているということですので、他の人が解けている基本的な問題や頻出問題が解けていない可能性が高いです。

つまり、苦手科目は、過去に多く出題されている基本的な知識や論点を固めるだけで平均点前後まではアップできることが多く、実はそれほど勉強量を投入しなくても底上げしやすい、という面もあるのです。

以上の2点から、ある程度勉強が進んだ後の学習の優先順位としては、まず「苦手科目を底上げする」ことを第一に、余裕があれば、「得意科目を伸ばす」という順番になります。

苦手科目の具体的な勉強法については、次の記事「苦手科目の取り組み方」で解説します。

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