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情報を一元化する方法

「情報の一元化」とは、資格試験の合格のために必要な知識や情報を、一つのものにまとめることです。資格試験を早期に合格できる人は、必ずといっていいほど、自分なりの「情報の一元化」ができています。合格体験談や資格スクールの説明会でもよく登場するキーワードです。

情報の一元化の重要さを理解するために、例えば、仕事中のちょっとした移動時間にある科目の内容を確認することを思い浮かべてください。ある程度勉強は進んでいて、一度は理解したものの、再度確認したい、というような場面です。電車の中で、テキストを広げながら、自分でまとめたノートも開きつつ、スクールのレジュメも取り出して・・・といった勉強はできませんし、とても非効率です。

ビジネス系の資格試験の特徴として、次のような点があります。

  1. 受験生の多くは社会人であり、仕事と両立しながら限られた時間で勉強する必要がある
  2. 試験範囲が広い一方、相対評価や科目ごとの足きりがある試験も多く、得意科目を伸ばすよりは穴を作らないことが重要
  3. スクールにより差はあるが、資格スクールのテキストは受講生が消化不良にならないように論点を重点部分に絞り込んでいるため、合格にはテキスト+αの知識が求められる

こういった特徴を踏まえると、時間の制約がある中で、効率的に、全科目まんべんなく得点できる力を付けるためには、必要な知識や論点を一元化した「これだけ見れば大丈夫」というツールを持っておくことと、そのツールを何度も繰り返し回すことが不可欠です。

では、情報の一元化は具体的にどのように進めればよいのでしょうか?
情報一元化のベースとなるのは、やはりテキストだと思います。

テキストへの情報一元化の具体的な手順は次のようになります。

  1. スクールの基本テキストのページを裁断機などで全て切り離す。
  2. 26穴パンチなどでパンチし、バインダーに綴じ込む。
  3. テキストに記載されていない内容を該当部分に書き加える。
    基本的にはどんどん書きこんでよいと思いますが、重要なのは、講師が話す関連論点や追加情報、他の科目と関連する横断的な論点、過去問や答練で出てきた追加論点、暗記のテクニックなどです。
  4. 配布される追加レジュメ・板書等の資料、法改正情報などの資料、テキスト以外の教材・参考書のうち重要な部分をコピーしてバインダーに綴じ込む。
  5. テキストに書ききれない論点や、別途自分なりにまとめたい論点は、その都度ルーズリーフなどに記入して挿入する。

いきなりテキストに書き込むのに抵抗がある場合は、講義中などに気になった点はとりあえず別にメモしておいて、後でテキストにきれいに書き込めば、復習も兼ねられます。内容や項目によって、マーカーやペンの色分けをするなど、自分なりにビジュアル的に工夫するのも一つだと思います。

このように、必要な知識や情報を追加していくことで、ただのテキストが、情報が一元化された自分だけのテキスト兼オリジナルサブノートに進化するのです。

製本されている新品のテキストをバラすのには抵抗があるかもしれませんが、後から自由に情報を追加したり、マスターして不要になったものは除くこともできるのでとても便利です。

私は、不動産鑑定士、中小企業診断士などの実際の資格試験で、上記でご紹介した方法を実践しました。勉強がある程度進んでいくと、テキストに載っていないのに、覚えないといけない論点が増えてきます。最初はテキストと、それ以外のノートやメモ、板書などの参考資料をいろいろ見ながら勉強していたのですが、資料がどんどん増えてくると、あれもこれも見ていられなくなります。「何とか整理できないか」と思い、思い切ってテキストをバラすことにしたのが始まりです。

実際にテキスト一元化をやってみると、必要な知識は全てバインダー一冊に詰め込まれているので、とても効率的に勉強が進みました。また、スクールで教えてもらった追加論点の見落としや取りこぼしがなく、本試験が近づいても、「覚えるべきことは全てこれに入っている」という安心感が生まれ、メンタル面でも効果がありました。

ちなみに、大手スクールでは、コピー機、裁断機や26穴パンチなどを使えるところも多いので、ぜひ活用してください。

カール ゲージパンチ・ネオ(26・30穴)
カール ゲージパンチ・ネオ(26・30穴)
B5用紙なら26穴、A4用紙なら30穴をこの1台であけられます。
テキストを分解したら、パンチで穴を開けて、オリジナルサブノートを作って効率よく勉強しましょう。