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サブノートは作らない

高校や大学の受験勉強では、テキストや授業の内容を自分なりにサブノートにまとめる、という経験を皆さんしてきていると思います。資格試験の勉強をする場合にも、同じようにサブノートを作るのが当たり前と思っている方はいないでしょうか?

資格試験の勉強では、ズバリ、「サブノートは作る必要はない」といえます。

実際に、私は過去に多くの資格試験を受けてきましたが、サブノートを作ったことは一度もありません。選択式の宅建、計算問題主体の簿記といった試験から、記述式、論述式の中小企業診断士、不動産鑑定士といった難易度の高い試験まで全てです。

サブノートが不要、と考える理由は主に2つあります。

  1. サブノート作りには時間と手間がかかる。
  2. サブノートを作ることで情報が分散してしまう。

1.の点ですが、サブノートを作ることで、テキストや講義の知識が自分なりに整理でき、理解が進む、という面はもちろんあります。しかし、問題なのは、ポイントをきちんとまとめたノートを作るのには、勉強時間以外にかなりの時間と労力を必要とすることです。

高校受験や大学受験と資格試験が最も大きく異なるのは、仕事や家事と勉強を両立する必要がある点です。講義に出席して予習や復習もしつつ、一から自分でサブノートを作ろうとしたら、とても時間が足りません。実際に、サブノートを作るだけで試験直前期になってしまい、全く本試験に間に合わなかった、という人もいます。

このような資格試験の特徴から、資格スクールのテキスト・教材は、受講生が一からノートを作らなくてもよいように、重要なポイントがコンパクトにまとめられています。学校の教科書とは違い、効率的に勉強できるよう配慮されているのです。ノートの代わりとなるレジュメや板書資料を提供してくれる場合もあります。

資格試験は、常に「効率的に勉強すること」を頭においてください。サブノートを作っている時間があったら、テキストを繰り返しインプットするとともに、問題演習に取り組んだ方が合格に近づくと思います。

2.の点は、資格試験の勉強で重要な「情報の一元化」ということに関連します。「情報の一元化」とは、学習の過程で得た知識や情報を一つにまとめることです。

ノートを作ることで、テキスト、問題集、ノートと見るべき資料が増えてしまい、どこに何が書いてあるか分からなくなってしまうので、とても非効率です。また、知識がテキストとノートに分散してしまうので、繰り返し学習の効果も薄れ、記憶の定着が遅れる面もあります。

以上のことから、サブノート作りは資格試験の勉強にメリットよりもデメリットが多く、おススメしません。

ただし、講義や問題演習の過程で、自分なりに知識を整理し、必要に応じてテキストに補充していく作業は必要です。これが「情報の一元化」につながるのですが、情報一元化については別の記事「情報を一元化する方法」でご説明します。

無理なく勉強を続けられる人の時間術59
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